今住んでいる地域は比較的どころか、バリバリの車社会である。
通勤にも車、買い物にも車、レジャーにも車…
幸いにも我が家の近くには電車が通っており、スーパーやショッピングモールも
あるため、立地は恵まれていると思う。
それでもご近所の方々は皆、一家に一台、なんなら大人1人につき一台くらい
車を所有している。
で、俺はというと、車を持っていたけど売り払ってしまった。
前職では通勤で車が必要だった。
電車でも行けなくはないが、地方の電車、特にご当地ローカル鉄道は数が少ない。
また、当時は今ほど周辺の地理に明るくなく、徒歩での移動は限られていた。
仕事帰りに買い物して食料を補充するのにも重宝していた。
その後転職して職場は遠くなった。
そうすると今まで以上に車の重要性が増すと思っていたが、現実は逆だった。
移動距離が増えると場所にもよるが色んな地理的障害物が出てくる、
特に川が1番の障害になる。
車を運転する方には分かってもらえるだろうが、川を越えるためには橋を
通る必要があり、交通が集中する時間帯には橋で渋滞になることが非常に多い。
転職後の職場に行くためには川を2本と主要国道を1本またぐ必要があり、
ただでさえ渋滞しやすい通勤時間では、とてもじゃないが通勤時間なんて読めない。
「これでは労働前に疲弊してしまう…!」
車通勤は転職初日で諦めて、電車通勤に切り替えることになった。
ここまでなら「通勤に使わないなら、レジャーで使えばいいじゃない」と思われる
方もいるでしょうが、それも叶わなかった。
転職後しばらくはまだよかったが、次第に忙しさが増していった。
残業が増え、終電で帰っては飯・風呂・寝るからの起きて出勤の毎日。
それでも追いつかない業務量になっていき、
ついに禁断の果実であるサビ残に手を出してしまった。
そうなると公も私もONもOFFもない、常在仕事な状況になってしまった。
土日も祝日もない、レジャーの余裕もない。
仕事も昼間は職場で、夜はこっそり家でリモートで。
車は数か月に1度乗るかどうかなのに、点検や駐車場代で維持費だけがかかる。
車を持っていても無駄だと判断し、売ってしまった。
そこから今までの比ではないくらいに歩くようになった。
家を中心に色んな方向やエリアを歩いていて思うようになったことだが、
社会にこんなに車は必要なのだろうか?
もちろん、もっと公共交通が貧弱なエリアであったり、スーパーなどの生活に必要な
物資の調達が困難なエリアに住んでいる方には必要かもしれない。
ただ、そうでないなら車はそこまで必要だろうか。
今は昔よりも世の中が豊かになっていて、車を所有するハードルも下がっている。
それ自体はとてもいいことだと思う。
車を入手しそれを元手に仕事するもよし、移動が不自由な家族を乗せる必要があるなど
明確に使用頻度が多いなど、車の価値を引き出せているならいいと思う。
ただ、歩いていて道行く車を見ていると、
ほとんど空気を運んでいるだけの車が多いように感じる。
余りあるお金を使いたくて仕方ない、車が好きで好きでたまらない、
そんな人に対してはとやかく言わない。
ただ近隣だと、車でジムまで行き、ランニングマシーンを使って、
車で帰って、家で暴飲暴食、なんてのもざらにある。
車を馬と考えると、昔の庶民は移動のためだけに馬を所有していただろうか?
農作業など仕事のために所有していた人はいただろうが、
馬は一部の権力者のものだっただろう。
そう思うと庶民かつ車にそこまで思い入れのない俺には別に要らないってことだな。
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