新エンドカットが追加され再演された。
そこでは新たな存在であるアコードについての言及があった。
あとは誰もが思っていたであろうラクス様のノーマルスーツについて、
キラがどう思っていたかもラクスの発言から推察できる。
人はみんな分かり合うことができる!
准将殿とはいい酒が飲めそうですな!
以下、少し真面目に内容を振り返ってみると、
やっぱりコーディネーターとナチュラルには見えざる格差や
差別意識がわだかまっているんだろうなと思う。
そして、それは今後キラやラクス達がどんなに言葉を尽くそうと、
抑えることはできても、無くなりはしないと感じる。
コーディネーターはある種の「強くてニューゲーム」な状態であり、
「通常プレイ」のナチュラルとは明確な差があって、
ある程度の見下しが発生することは仕方がないと思う。
そしてナチュラル側はその状況に嫉妬し、行きすぎれば憎しみになる。
全部が当てはまるということではないが、
結構いまの強者・弱者の概念に当てはまる部分があると思う。
強者は弱者を見下すし、弱者は強者をうらやむ。
C.E.の世界では人為的にコーディネーターにするかしないかを
選択することができたが、現実世界ではその手の必勝法はない。
強者は生存者バイアスで努力しないことを侮蔑する。
弱者は強者になるための必勝法を求め、強者に媚びるか妬む。
奇跡のような現象や、素晴らしい言葉でそういった感情が
一時的に抑制されることはあるが、全員に届く奇跡や言葉はない。
そして陰で燻り続ける侮蔑や嫉妬は、扇動によって再燃し、
また世界を焼く。
きっと人間は希望を願いながらも、
相反する憎しみ持つ生き物なんだろう。
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